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1 2007年 08月 25日
バラバラ判断のまま
6月20日以降の確認申請の状況をメンバーから送っていただいた。結局、まだ毎日通達が出ているような状況にある。従って、確認検査機関によって判断がバラバラ。 ただ、確実にわかったことは確認申請の手間。無駄としか思えないことを求めており、全く合理的でない。つまりはコストの問題に辿り着く。そして、出し直しが発生した場合の工事遅延と入金予定の狂い。小規模工務店では外注化が進むが、このコストが馬鹿にならなくなるだろう。 このことは、他で書いた(『新建ハウジング・プラス1』)のでこれ以上は触れないが、敢然として木造住宅2階建て、3階建ての合理的な確認申請の方法を逆提示すべきではないか、と思う。 このことは、検査機関だって感じていることだろう。何れにしても、業務フローの作り直しが必要だ。 コンプラアンス工務店宣言を 今回、あまり皆さんから報告はなかったが、私は施主に対して「コンプライアンス工務店宣言」をしておく必要がある、と思った。施主の要望を受け入れてしまったがために(きちんと確認していても)、完了検査までの間に申請の出し直し、なんてことになると「あなたのせいなんですよ」と言っても、法規など気にしていない多くの顧客は、工務店に対して無意味な不信や能力的な疑問を抱く可能性がある。 このことは契約約款の変更が必要であることは前提ではある。施主要望によって生じた変更による確認申請の再申請に関わる費用は別途請求、ということにはなる。もちろん、施主からは何も変更要望がなくて「出し直し」となった場合は論外で、工務店に対する実力が疑われかねない。しかも、ささいなミスで。そうした部分の恐ろしさを感じる。無益な不信が累積される程馬鹿馬鹿しいことはない。 コンプライアンス・アセスメント・シートをつくろう さて、このコンプライアンス宣言の実行として、ある程度の(敷地確認等)打ち合わせが開始され始めた段階で「X邸コンプライアンス・アセスメント・シート」(CAS)なるものを用意する必要があると思う。 これは、建築基準法等の改正の中で住宅を建築するに際して、例えば配置や斜線や防火規制等で制限を受ける部分を明確に施主に伝える、というシート。 あらぬ理想像を描かれて、それに近い設計を開始してみても「法的にパスしませんでした」では施主の納得度は高まらない。 そこで、打ち合わせ初期の段階で「お宅の家を建てる場合、現在の法律ではこのような規制を受けます。この法律を無視すると、ローンが実行されなくなる恐れが出たりします」といったことをきちんと説明し、当該部分をチェックし事前に知らせるシートが必要だと思う。やっているメンバーがいれば教えて下さい。みんなでベンチマークしたいと思います。 共犯関係が成立しない時代の中で満足度を追求する もはや施主との共犯関係は成立しない。今後4号特例の廃止、瑕疵担保保証保険加入義務化といった一連の流れの中で、施主が住宅建築というのはある意味で社会的な行為であり、法令遵守をしなかった場合、どのようなデメリット(お金、工期等)が発生するのかを該当する部位や工事項目ごとに提示する。そうしたことで、より密度の高い打ち合わせが進行され、顧客の満足度も逆に上がると思う。偽装完了検査対応もしなくて済む。 どうも、この一連の「確認申請未だにバラバラ」事件を見ていると、そうした対応が必要だな、と思った。 このことは、今度のワークショップでもじっくりみんなと検討したい課題の一つだ。 他にも沢山あるのだが、工務店の視点は自分ではなく顧客に対する影響をまず第一に考え行動すること。このことの徹底の再確認の中から業務フローの再構築を進める必要がある。 SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長) 野辺 公一 ▲
by KNOBEX
| 2007-08-25 16:59
| 確認申請バラバラ事件
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