昨日、能代の西方家から「飯寿し」が送られてきた。今年は、ついに雑煮は食べたが、それ以外は正月らしきものも食べず、また、生活も正月とは無縁の感じで過ごした。
そこに、西方里見の奥様から「今年はあまりうまくできませんでしたが」という但し書きがついた「飯寿し」が届いた。
何だか、一気に日本海に面した北国の正月といった雰囲気が我が家に充満した。
寿しは2種類入っていて、ひとつは「ハタハタ寿司」として知られるものだ。もう一つはどうやら鱒寿司のようだ。
ご機嫌になりながら、早速いただく。
▲ハタハタ寿し
ハタハタの卵が口の中でごりごりと潰れていく感触がなんともいえない。鱒と白菜の酢漬けのバランスもなんともいえない。
▲鱒寿し
今年は云々は奥様の謙遜としか思えぬ味で、思わぬ形で遠い能代の冬景色を思い出しつつ「飯寿し」を堪能したのであった。
SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長)
野辺 公一