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2008年 01月 04日
最後の忘年会
正月気分どころか、年の境目も曖昧な新年を迎えるはめとなった。 29日に年末恒例のF先生との今年の総括と来年度の方向性の打ち合わせを町田のそば屋で、昼から熱燗を飲みつつ。2人で2合徳利を4本。ということは、私も2合は飲んでいる計算? いやー、昼酒はいい気持ちにさせてくれるけど、けっこう効く。 折角町田にいるので、隣町の鶴川に行き、万事亨とさらに飲むことに。ふらふらと可喜庵に入ると酔い覚めのせいか寒い。ビールでガタガタ震える。 床暖、エアコンを総動員してもらってひと心地。万事亨だけかと思いきや、歌姫とアーネストミヤジマが待っていた。仕事はとっくに終わっているのに、万事君が声をかけたらしい。 アーネストミヤジマは途中で消えたが、歌姫は最後までつきあってくれる。 鍋料理でぬくぬくとなる。「蟹庵」料理。気付くと8時。ということは昼の12時から飲んでいるわけで、驚きの最終忘年会とっなていた。 そぼ降る雨が年末の心情と合っていて「寒いな」と独り言を言いつつ帰宅。 翌30日は、本来なら焦って賀状を作成するところだが、何だか全然正月を迎えるというモードに入らず、一冊の本にも集中できず、数冊を気分転換に同時並行的に読んで時間を費やす。 敵襲 正月モードに入らなかったのはどうやら身体状況が悪化していたからだと気付いた時は遅かった。 新聞でノロウィルスの記事を読んでいて、大人だと1~2日で治るが、子どもが罹患すると大変といった記事だった。「ふーん、ノロウィルスか」なんて記憶にチラと留めていた程度だった。 ところが、夜11時頃からいきなり敵が急襲してきた。「腹具合変調」なんて甘いもんじゃなく、30分から1時間おきにトイレに駆け込む事態に。油断してうとうとすると、ゲシュタルト崩壊しかねない感じ。ひぇー、タスケテクレ。 こうして一睡もせぬまま大晦日を迎えた。子どもたちからは、緊急外来にいくべきだ、と言われたのだが、そこまでトイレなしで辿り着ける自信がない。 そこで、市販薬を買ってきてもらい、若干の大量療法。微熱もあるが、やっと午後になり、少しだけ気を緩めることができる状態に。 ぐったりとしたまま、うつらうつらする。 この間に本日が何日なのか、といったことは全て消し飛んだ。 が、やはりそばは食べたい。なにしろ、今年はお気に入りの信州のそば屋からそばを購入。これを食わずしてなるものか、という食い意地の汚さがベッドから這い出させてくれる。 茹で方が勝負なので、これは私の担当。30秒ちょい過ぎが一番。 そして、濃厚な蕎麦湯でたっぷりと暖まる。すると、腹がグルッと鳴く。限りなく不安が押し寄せるが、熱は平熱に戻っている。 ふーっと溜息をつきつつ、ベッドへ。 大晦日と思ったら元旦だった 翌朝、さあー、大掃除だ、と思ったら何と正月になっていた。時間感覚がどこかでズレてしまったようだ。恐るべしノロウィルス。 何だか、1日損をした感じがして、新年を寿ぐタイミングを逃してしまったのであった。 新年を迎えた証拠は新聞のボリュームであったが、年々新年別刷りの特別版というのがつまらなくなっている。もう「広告のためなんです」といった内容で、かつての正月版の新聞としての楽しみが全然ない。日経の元旦第七部は「住まいづくり新時代」というものであったが、とても記者たちがその気になって作成したとは思えない内容。 少しは、私たちを驚かせたり、その知見に「そうなんだよな」と相槌ぐらい打たせる内容にしてほしいよな、と思う。もう、広告の穴埋め記事なのか、パブリシティなのかも不明で、全然面白くもない。これは他紙も同様。 しかし、新聞全体の印象となると、ただならぬ年になる、という雰囲気の濃厚さは共通しているような気がしたのであった。 SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長) 野辺 公一
by KNOBEX
| 2008-01-04 13:20
| ノロウィルスには負けた
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