なんで工務店なの、と質問されて
「そういえば、なんでノベさんは、そんなに工務店にこだわっているんですか」とよく聞かれる。
SAREXの連中からさえも。
さらに、「ところで本業は?」とも聞かれて答えに窮することしばしである。私の来歴が不明だからだろうか。
そうそう、だから一度「オプコード研究所の軌跡」というのをワークショップでやろうかな、などと思ったりする。住宅市場のこの20年間以上の先端的?な部分での変貌状況を再確認することができると思うから。これに
ヒルトップ博士の軌跡を重ねると実はさらに面白いのだが。
ノリのよいライブでの発言
私の興味は、工務店の業態が知術世代の工務店たちが、我々の理念とした「地域ビルダー」的な業態に(規模ではなく)なりつつあり、この工務店たちが地域でのまちづくり・まち守り・家づくり・家守りの中核的な存在となり得る、と思っており、そこから新たなシーンが見えてくると感じている。
多分、SAREX工務店の伴走者であることをすすんで引き受けているのもそこにあるのだと思う。もちろん、所詮ペースメーカーであり、マラソンでもレース途中で消えていく運命だが、稀にそのままランナーたちとゴールまで辿り着く伴走者もいるので(きっと選手登録はしているのでしょうが)、ま、できればゴールというものが見える場所まではSAREXと共にありたいな、と思っている。
そのことを、東大の松村さんに誘われてある場所(INAX産業フォーラム)で、SAREXや
マスター工務店運動を主題に「
市場における工務店という存在─地域マスター工務店登録運動の軌跡」というタイトルで話をしたことがある。
皆さんてっきり読んでくれているのかと思ったら、意外と知らない方が多いので、今回はリンクを貼って、そちらを読んでいただこうというのがこの私信。
我々の地域ビルダー的という理念や私の本音が出ていて、ちょっと量はあるけど、結構ノリのいいライブという感じの楽しい一時だった。飛ばし読みをしていただけたら、と思う。
SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長)
野辺 公一