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2006年 05月 02日
事務局らしくなってきて
あっと言う間の桜かな。というやつだ。もう5月ではないか。ここのところ、SAREXの総会に向けての資料づくりに没頭している。溜まりに溜まった(本当は毎月出したいのだが、それはとうに諦めてしまった)ワークショップの記録のチェックに殆ど時間を割かれている。これらは、例によって「地域に必要とされる工務店・特別編」に所収される。 SAREX年鑑と呼ぶべきものだが、今回は例年以上に大部になりそうな気配。どうしようか、と悩む。 こうした時は、あの人とあの人は絶対に読んでくれるだろう。しかも、マーカーで線を引きながら読んでくれるに違いない、と何人かのメンバーの顔を思い浮かべることで、自分を叱咤することにしている。 結局、この総会準備で、4月、5月のカンファレンスレポートが出せない。で、ずるずるといってしまう。 そこで、今年からは、参加者から「ここの記録は優先的に欲しい」という要望を聞いて、その部分をワークショップ「エキス」版として出すのも手だな、と考えている。 自分で言うのも妙な話だが、チェックしていて実に面白い。残念なのは、マイクの性能の問題で、発言が拾えていないものが結構あること。でも、この記録は実に貴重なもので、私には「あー、そうか。今年は工務店はこんな課題をくぐり抜けてきたんごな」ということが確認できるとともに、工務店的課題の現在的問題の所在を明確にしてくれているように思える。 ワークショップに参加できなかった方々には是非ご一読を薦めたい。つまらないビジネス本よりよほど面白い(と思う)。 500頁を越えるかも さて、ヘタをすると500頁を越えるかもしれない年鑑だが、こいつを分散的に資料とするより、エイヤー、とまとめる方がSAREXの活動の全体像が見える、という判断から断然このままいくことにした。 パラパラ見ていくと、場所ごとに今ここにある課題を自社が越えているのか、未対応なのかがわかるようなものになっているのではないか、と思う。 それにしても、現在、この編集に私を含めて、チャメ、マキ、セイ、ネコの5人が携わる、という実にどうも大変なことをやってしまっている。 さらに18年度の事業計画を立てなくてはならない。頭の中には、はっきりとしたビジョンと計画があり、その一部は理事会から賛同を得ている。 この全てを果たして今年やれるのだろうか…と思ったりしている。が、きっとやるのだ。やらないとSAREXの次のステージを用意することができない、と思っている。 ということで、総会の時のお荷物はかなりの重さになるので、鞄をちゃんと持参して下さいね。 メンバー工務店に呼ばれたら出かけるぞ また、NOBEX私信のFAX版は、大幅に衣替えをして工務店だけではなく、その協力業者にまで、工務店主が「おい、これ読んだ方がいいぞ」といった内容の雑誌(とにかく元気になってくるような)というかレポートの準備も開始したい。 さらに『共感の住まい』は、施主向けツールということで、研究者を活用した、現在の施主の知力に対応した、技術的あるいは性能的な話題を満載したものを出したい、と考えている。もちろん、一冊あたりコストを落として。 実はこの正規の事業計画以外にも、いくつか無謀な計画を立てているのだが、こいつは、来週からとりかかる予算設定の中で、その可能性を考えたい、と思っている。 SAREXは、とにかく個別的な工務店集団の中に突き通る、ある市場における普遍的なもの、というか共通する課題に対して果敢に切り込んでいくことをしなくてはならない。さらにバックアップ機能も果たさねばならない。そんなことを深く考えている。 無謀なこととは、一つは全メンバー工務店行脚である。私は、これでも工務店ウォッチャーとしては自分でも手練だと思っている。事務所を見て、住宅を見れば、そして社長と5分話をすれば、ほぼその工務店の課題は見える。 もちろん、その個別性をコンサルしようなどという気持ちはない。それは別な領域の仕事であって、第一私にその気持ちはない。それらはワークショップでやれば、いいと思っていたりする(どうしても、というオファーに対してはそれなりに対処しますけど)。 ということで、メンバー工務店からの「お前が来るなら、温泉、もしくはうまいそばぐらいは食わせるぜ」という呼びかけを待つことにしたいと考えたりしている。 むしろ、SAREXメンバーの共時的課題をそこから類型化しつつ、活動に反映してみたい、と考えている。ま、こんなことが可能なのか、わかりませんが。 もし、私が出掛けていったら、必ずメンバー工務店はSAREXに興味を持つ工務店に声をかけるようなこともお願いしたい。メンバー増強作戦も兼ねたいしね。 ともかく、オプコードのクライアントの皆様。作業が遅れて本当に申し訳ありません。今しばらくご猶予を。 下ちゃん奮戦 そうだ。現在SAREXの会計監査のシステムを元某大企業で監査実務をやっていたフェロー下ちゃんにソフトを構築してもらっている。 この1年事務局をやってわかったのは、極めてお小遣い帳的な経理であったということだ。ここから脱却しなくてちゃ、ということで、いわゆる月次決算ができる形にして、その運営の会計的な収支状況を把握でき、形にする開発も進めている。 こうした資金的な目途なくしての無謀な展開は組合としての透明度を隠すことになりかねないので、それを避けるためにも、やることにしている。 それにしても、この作業をしてい気付くのは、まあ、SAREX事業というのは、実に効率が悪いんですね。企業なら切り捨てて当然の事業をやらざるを得ない、という部分があって、ここが問題だな、こいつを何とかしたいな。でも、それがメンバーの加入メリットであるなら仕方ないか、といったことを下ちゃんと連日議論をしたりしている。 そんなこんなで、私信の更新が遅れている次第です。 SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長) 野辺 公一
by KNOBEX
| 2006-05-02 02:10
| SAREX総会準備に青息吐息
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