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2012年 12月 10日
何の夢なのか怒鳴りちらして目覚める。朝、伸之輔との合流時間をきめていなかった。ふじに行き損ない、野菜ジュースとサンド。
▲代々木の森も秋が深く まず、秋野弁護士の講義。「現場クレームの処置対応」 管理と監理の違いは何か、という問いから。設計施工一貫型の工務店においては、請負契約に先だって、設計監理契約がなされる。このとき重要事項説明(建築士法24条の7)がなされ、監理業務を履行をし、監理報告書を提出しなくてはならないわけだが、監督しか行ってない可能性が高い。一方、監督の行う管理は、建設業法による現場管理を行う。 ▲秋野弁護士の講義 ここでの問題は、工事監理契約書の書面を一般のものを使ってしまって、その履行が出来なかった、といったクレームもありうる。 ここで重要事項説明書に監理規定を明確にしておく必要がある。監理士は現場に行くという義務はない。現場監督が監理士に報告をあげることで監理士はその確認を行い、監理報告もあり。 建築士法違反は減点罰則がある。16点で取り上げ。 次いで、例の準防認定違反問題。設計での認定で規定されているが、現場は違うビスを使ってしまった。これは法令に基づく施工がなされない、建設業法違反になる。さらに現場監理がなされていない、といった形で、ではそれらは重要事項説明書にそれが反映されていたかまで遡る。ここは士法違反になる。 まだ処分はでていない。 設計図書とは、図は図面。書は仕様書。図面に記載されていないことは、仕様書にかかれている場合があり、ここに落とし穴がある。設計事務所物件は要注意。 設計事務所が直接プレカットに図面を送ったケース。しかも剪断係数まで。仕様書にぽつんと書かれていた。プレカットは工務店に承認を求めている。結局図面または仕様書に照らして異なっていれば工務店の責任となる。この承認を監督が行っているケースが多い。仕様書の落とし穴。 今後市場が縮小してくると、各外注先も許容度が小さくなる。その責任がみな監督に最後にくる。つまり承認行為である。わかりやすい発注で責任を回避を。 設計事務所が物件をもってくる営業とみていると、タチが悪いのは設計事務所物件。極めてアバウトな図面でアバウトな発注をしてしまうとその責は最終的には監督が防波堤になることにならうだろう。従って、事務所との確認をきちっと綿密に行うことが必要。 ▲有賀弁護士の講義 次いで同「匠総合法律事務所」有賀弁護士。 客要望として「やり直し」をまとめると、瑕疵担保、不法行為(20年) まず瑕疵の概念。瑕疵担保は民法上5年であるが確保法で10年になった。 瑕疵概念について事例から。小屋裏をロフトに変えた。これを3階建てとして解釈すると、構造的な不安があり瑕疵と裁判。1.4mの高さなのに瑕疵とされた2,000万円の支払い。 不法行為は、工事に関わった全ての業者が対象となりここが履行法でいうと、訴訟相手は工務店1社。 事例での不法行為での損害賠償額は、 ①補修費用 2,000万 ②解体・撤去 200万円 ③調査費 20万 ④慰謝料 100万 ⑤弁護士費用 240万 発生から20年遅延保証金まで含めれば4000万円程度の支払いとなり、裁判も長くて2年半かかったとのこと。ちょっとビビる。 事例「アンカーの施行不良に関する問題」 驚きはケミカルアンカーを含む後施工アンカーのついては、新築工事の部材としては認めていない、と。耐震改修の極めて限定的な場面において使用が認められる性質のもの、と。 アンカーボルトでもこんなことが起きるのである。 次が防水施行を巡る問題。 メーカーのマニュアル通りの施行がなされていないという訴訟事例。驚きます。 メーカーマニュアルがこの場合仕様書扱いになる。 次がコンクリートトラブル。 雨天時のコンクリート打設時。シャブコンじゃないか、という指摘。水セメント比が違っていた、これらを契機にクレームがエスカレートした事例。 ジョン君はここで「1月に会いましょう」と言いながら現場へと向かう。 客は、不信に陥るとどんどん関係が悪化する。うーん工務店リスク高すぎ、という感じになってしまう。 昼はトキ。山菜そばにそぼろご飯 ▲やっと温かい教室に 本日は部屋が変わり広い。寒くもないので気楽になる。 戻ると山ちゃん到着。 まず最初になぜ失敗してはいけないかをホワイトボードに記入してもらう。 品質は回復可能。しかし時間と信頼は戻らない、といった確認。 ここから山田建設の危機一髪実例。まずは許されない失敗から。不同沈下の例。 その修補費用を全額負担。 次はシロアリに食われてしまった、実例。 原因は雨漏り。現場管理の問題でもある。築14年での訴えだった。瑕疵保証期間は過ぎていたが、弁護士からたった14年で駄目になっちゃうような家でよいのか、と言われ、それはそうだと納得して腹をくくり全額自己負担修理に。 このときの教訓は大工さんたちは、必ずしも防水を意識していないから、そこでチェック&ゴーのルールをつくった。 ▲ふと外を見るとこりゃ高そうというマンションが。「裏窓」的な感じで 次いで、何回も雨漏りした家事例。この事例は瑕疵保証保険を使えた事例でもある。板金屋に修理を依頼して、その後の施工管理をしなかった。やはりクレーム対応は「お任せ」は必ず何か問題を引きずる。 こうした失敗はしてはいけない問題。顧客の信頼を失い紹介は絶対に起きないだろうと。最大の潜在客喪失になってしまう。 ▲今期最後の講義は山田理事長の講義 この教訓は「同じ現象でも判断が変わる」。「失敗が生かされない」。ジャッジするためには一人で抱えこまないこと「相談の大切」が大事と。 さて、最後は日報、報告書の作成だ。 改めて塾生をみると、今日は倍の広さの会場なのにばらけず、中央2本の席に集合しているところに学びの姿勢を見た。私なら一番はじの隅に座っちゃうだろうに。 ということで16時には集合写真。2人欠けているが、ま幽霊型での掲載もね、ということで記念写真。 ▲第Ⅱ期終了 お疲れ様と言い合い、私は例によってチャメと紅茶を飲んで一息つきつつ、仕事スケジュールの確認などをしているのであった。
by KNOBEX
| 2012-12-10 11:11
| 現場監督鍛錬塾
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