本年最後のワークショップは、SAREX工事請負約款の改訂を秋野弁護士案を中心として各条項についての逐一解説と参加者チェックと修正方向などを検討し、さらに賛否を取るという形で、拡大「請負約款改訂委員会」版となった。
▲解説する秋野弁護士
2000年に作成した時には、ある意味で理想を掲げた契約約款になっていた部分もある。そこを見直す委員会を開催して、甲・施主と乙・工務店のみの契約書としていたのだが、事務所物件も多いので丙を入れてほしい、ということで設計・施工一貫の工務店に監理と管理を混在させたかなり無理くりの約款案を作成した。
これを秋野弁護士に見ていただいて、相談をしたところあっさり「事務所が入る工事は四会連合のものを使えばいいのでは」という指摘を受けてああそうか、と思った。約款は別に一つで全てを兼ねる必要がないことに気付いた。全てを兼ねようとすると、やたらと長い条項の羅列となってしまう。
ということで、今回は委員会でたたき台をつくり、それを基に事務局が作成した案と秋野弁護士案とを比較する形で検討を進めたのである。
▲大検討会の感じ
37条まである条項を一つ一つチェックしつつ進める。
時間は17時までなので、かなりタイト。ということで休息無しで秋野弁護士に一気に駆け抜けていただき、何とか全37条を検討し終えた。
今回の検討項目を整理していただいて、これを約款委員会に諮り完成になる。そして印刷という形。
こうなるとリフォーム用もほしくなる。ということで次はリフォームの契約約款の検討開始だな、と思いつつ本日のワークショップは終了。
終えて懇親会。一応忘年会。参加者数は多くなけれど盛り上がる。何と、合コンの開催等地道な活動が行われていることなど、いろいろ初めて聞くような話にギターさんも目を白黒。
大量に福引券をもらったが、列をなしており地元の河村さんに渡して、運試しは彼に一任。その後田町駅近くで酔い醒まし的二次会。
これにて本年のワークショップは終了。
なお、1月は既にご案内の名古屋。2月は2012年大予測、3月はスマートハウスの系譜と近未来というテーマを設定しています。
SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長)
野辺 公一