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2010年 11月 16日
雨予報の中、何とかもつ。代々木の森に向かう途中のイチョウ並木が燃えるような紅葉。今年は、何だか枯葉がからからと花びらのような舞い方が目立つ。
さて、現場監督鍛錬塾の第二クールがスタート。 集合時間前に全員集合。 どんどん外は雨雲が。心なし寒い。昨日の日曜が暖か過ぎたせいか。 少し早いが鍛錬塾スタート。 まずは、岩下さんに「現場監督のTQC」から。毎回同じタイトルで内容も同じように思われるかもしれないが、こちらもパワーアップしてますから、と。最初の質問は監督は技能者の技能をどこまで理解しておくべきか、という問いを投げかける。品質のチェックとの関係でもある。 ▲ヒルトップ博士の講義開始 ここからTQCの話に。今回はバージョンアップした現場日報のソフトを使った演習も行う予定。そのための事前説明も兼ねた段取り工程表の意味説明などを行う。 また工期と資金繰りの話。工事が延びるとどのような資金ショートが起きるのか。さらに駄目工事の問題点。 例によって詳細を究めた話が進む。そしてPDCAの話に.PDCAとはいうものの工務店では計画なしでDしかない。工務店はP(計画)をきちんと行うことの重要性を説く。 そして監督にとってのPとは何か、という話に。 ▲塾生も元気に勢揃い ここでイギリスの現場監督のNVQ(資格認定制度)から、監督の職業的位置づけを探る。工務店レベルで、こうした認定制度を決めてしまえば木造の工務店の監督の位置づけが明確になるのに、と。 さて監督はせめて大工技能を知っておく必要があるのではないか、ということで「イギリスの大工技能NVQテキスト」の紹介(レベル1~3まで)。多くが「労安法」に割かれているとのことで、その内容の紹介。とにかく細かく作業分析と安全対策が網羅されている。図面の書き方まで書いてあるのがヒルトップ博士の好みにぴったし。 15時になり休息。 ▲演習開始 15時10分からは、監督日報のソフトの演習へ。あれ、とササやんが声。彼の使っているソフトは何とExcelではないのであった。ということで彼はパワポ見学者に。 日報ソフトの解説は1時間で終了。ふと外を見ると雨。部屋は寒いし、エアコンを入れると送風に。塾生の熱気で暖まるしかない。 16時過ぎに引き続き工程表ソフトの演習講義。工程表の作成演習。段取り工程表(現場進行のプランづくり)とTO DO LIST の解説とその必要性を。 ついで日報ソフトの解説。要望のあった、電子承認印を押せる欄(備考) も作られた。 17時に休息。引き続き作業マスター作りを塾生達に振り分けて作ってみることに。共有の段取りリストが完成することになる。工事項目別に必要手配、手配元、手配先、手配日 などを記入していく。 それにしても寒い。博士はシャツ1枚だが後方のわたしはコートが必要。何とかしろよオリンピックセンター。12月1日にならないと暖房にならないなんて。 ▲チェックシートの解説 全54作業ユニットのマスターづくり。一人4から5項目を担当。 当然時間が足りなくなる。しかし、宿題とするとこのノリが消える可能性があるので、18時過ぎたので、取りあえずチェックインをしてもらい19時からの講義も塾生の発表を続けることに。 地下をくぐって雨に濡れずに博士とトキに。 教室に戻るとやはり寒い。なんともならない。風邪ひきたくないなーと思う。 19時に再スタート。塾生の自社の作業項目と手配等を口頭で発表し、博士がキーボードに入力していく。 まー監督の仕事の多いこと。これだけでは収まらないことはもちろんあるだろうし。監督の段取り仕事の再確認というところか。 ▲作業ユニットの抽出 塾生がチェックインしている間にヒルトップ博士とトキへ。博士はビール。こちらは暖かいウーロン茶。そして牡蠣フライ定食なりものを食べて話をしていると19時近く。 教室に戻って発表の続き。 私の宿題チェックと講義は明後日まとめてすることに。 何やかんやで54ユニットが埋まる。博士がこれをもとにバージョンの改訂を行うこととなる。 20時過ぎに終了して恒例のD棟ラウンジに。買い出し班長は菊地君にお願い。ヒルトップ博士も参加して和やかに歓談が。10時過ぎ博士が引き上げるので私も。 ▲恒例D棟ミーティング 何と今回は私の部屋が確保出来なかった。仕方なく近いワシントンホテルに。幸い雨はやんでいて、博士と外に出る。寒い。 殆ど中国語しか聞こえないチェックインコーナーを並びチェックイン。 禁煙室を確保したのはいいのだが、何といつものD棟の広さと殆ど同じ。まだD棟の方がまし。しかも寒い。フロントに電話すると「最高気温が19度ありましたから」と訳の分からない いいわけを中国系のフロントのお姉さん。たまらず毛布をもらう。 放射冷却のせいなのかとにかく寒い。寒くて3時に目覚め、仕方なく風呂に入る。やっと暖まったが、着込んで眠る。また、寒くて6時30分に目覚める。もう諦めてオリンピックセンターに向かう準備を。 この朝は8度以下の気温。再度エアコンスイッチを入れるとやはり冷風。まいったな、とおもいつつ出発。 SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長) 野辺 公一
by knobex
| 2010-11-16 11:18
| 現場監督鍛錬塾
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