雨がしとしと日曜日。
ふと、外を見ると、えっ、雪か、とうっすらと白いものが枝にのっているように見えた。 外に出てみると、雪と見えたのはサクランボ(ノベ錦)の花。鮮やかに、慎ましくこの寒い日に咲いていた。
▲室内から雪と寒空に思えた
結局終日閑居して、よしながふみの対談集。この人が漫画界(少女漫画では世界が狭い概念になることも知るのだが)の座談の名手であるとは知らなかった。
その対談集『あのひととここだけのおしゃべり』を終日。彼女の作品『きのう何食べた?』を途中でメンドクなった理由も分かった。
そうであったのかという視点や状況分析がなかなかに面白い。少女漫画、コミック市場も変化してるんだな、と改めて思う。「のだめ」の位置づけなどはなるほど、と納得。企画塾の前に読んでおくのであった。
ま、私のような24年組からの愛読者には取り分けお薦め。特に作家三浦しをんとの対談が秀逸。
SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長)
野辺 公一