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2007年 11月 30日
地域マスター工務店登録運動を始めて5年目を迎える。WEBを通じて工務店の品質に関する情報を、規定のフォーマットに従って消費者に対して情報を開示し、工務店の信頼感を高めていこう、ということで始まった。
当初はWEBの活用などと言うことが工務店の必須のツールではなかったが、状況は一変した。 そうした中で、工務店のホームページやブログそのものを審査し、かつ、仲間が目標とするような、あるいは認めるようなことが必要ではないか。それによって工務店のWEB内容が充実するのではないか、ということで「WEB大賞」「ブログ大賞」を年に1度顕彰する、ということをはじめて、今回が3度目となった。 評価項目の浸透 この賞の事務局作業は、とにかく難渋を極める。表紙デザインを見ればいいというものではなく、全てを約10項目の評価ポイントに即してチェックする。これに膨大な時間がかかり、必ず、吐き気、めまいが襲ってくるという。私や審査委員たちは、その選考努力結果から選ばれたホームページやブログを見ていくわけだが、これだけでも厳正に審査しようとすると、けっこう疲れる。 しかし、今回分かったことは、マスター工務店のHP評価項目が浸透してきたな、ということであった。 当日、三代目も「評価項目を参考にしつつホームページのリニューアルを行った」と語ってくれたが、ホームページ制作会社も参考にしてくれているようで、比較的新しくつくられたサイトは、ことごとく評価項目をクリアして作られていることを、約100のホームページチェックを行ったスタッフから教えてもらった。 審査泣かせのブログ 一番難渋したのがブログの評価。活用の仕方が異なるからだ。今回、下選考でスタッフがくたくたになったのは、この選出。むべなるかな。 こうして1次選考を事務局が、2次選考審査委員が行い、この審査員票を基にノミネート作が確定され、当日、各ノミネート作を工務店にプレゼンしていただき、会場票を入れ、審査員票と合計して、それぞれの大賞が決定する。 ▲WEB大賞コーディネーターの岡庭建設・池田浩和氏 ▲ブログ大賞コーディネーターの創建舎・中里一雄氏 というわけで、今年のWEB大賞は(株)ケイ・ジェイ・ワークスに。ブログ大賞はコスモホーム㈱のスタッフブログうちの社員に決定した。 ▲WEB大賞を受賞した(株)ケイ・ジェイ・ワークス福井綱吉氏とブログ大賞を受賞したコスモホーム㈱鈴木岳紀氏 ツールの使い分け こうして、今年度も熱き大会(参加者数はお寒かったが。何せ300人収容のホールを借りてしまったので、実に閑散として見えるの。いつか、この会場で立ち見がでるぐらいにしたい、とも思ったが、この会場はWEB環境が設備されていない。これではプレゼンする方々に申し訳なかった。速度の遅い無線LANを使わざるを得なかったのは、こちらのミスだった)は終了した。 基本的には、各社ホームページは新規顧客に自社の内容を知ってもらう、という点に重きを置き、ブログではOB施主に向けて発信する、というスタンスでのツールの使い分けをしている点がさすがだな、と感じた。 選出方法をより参加型へ その後の懇親会は盛り上がった。大賞受賞者、優秀賞受賞者を中心に、工務店同士のWEB上の工夫話や、来年は狙うぞ、といった話でムンムンだった。 ここで、参加者からも連絡会議委員からも多様な反省点をいただいた。もっとオープンに、そして、WEB投票も考える必要があること。 さらに、ホームページが必須のツールとなった今、情報開示を求めることから、信頼できるWEBを評価することの方が大切なのではないか、等々いろいろと新たな方向性が模索されはじめた。 マスター工務店の運動の基本は、「あなたの近くにこんなに信頼できる工務店がいますよ。その信頼の証として、ここを見て下さい」という部分にあり、<地域に家づくり工務店あり>を高らかに発信して行くことが目標である。 この目標に変更はないが、アプローチの方法を変える時期にきたのは確かだな、と思った。 SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長) 野辺 公一
by KNOBEX
| 2007-11-30 12:16
| WEB大賞とブログ大賞
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