ブログに専念
いまさらだが、ブログとFAX通信を一緒にするほどバカなことはないな、と気付いた。両方を意識するから不自由この上ない。
ブログという交流メディアをきちんと活用することにしたい。従って、随時(少なくとも週一回)発信していくことにしたい。
FAX通信の方は、別途「地域に必要とされる工務店」の再刊に向けての準備を開始し、工務店のみならず、工務店の関係者(協力業者等)にも「工務店の今後」というものを理解する共通の問題意識を抱いてもらえるような冊子の刊行を考えている。
ということで、随時版のスタート。
管理工務店を意識した集中豪雨
どうやらこの半年、私は水難の相があったらしく、夏の杉並の集中豪雨では生家が風呂場の下水配管から水が逆流して、あっと言う間に床上浸水。その後の処理に追われた。このときの教訓から管理工務店の必要性というものを強く意識したのであった。
書類が勝手に入浴を
私たちのような弱小シンクタンクの事務所は書類の収納にいつも悩まされる。現在の事務所は、田園調布駅を利用しているので、「田園調布」という地域イメージに騙されてしまう方もいるかもしれないが、東京で猖獗を極めるミニ分譲の典型的な戸建てだ。そこでは当然のことながら収納が不足する。で、最大に活用すべきスペースとして風呂場というものが存在する。
何せSAREXの事務局も引き受けたので、書類だけが増えていく。そこで、古い仕事書類はすべて風呂桶に詰め込んだ。その上に板を伏せて、さらにその上に段ボールをえいえいと積むという形。
そして、この2月。悲劇は起きた。
誰がやった、というのは問題ではなく、こうした事態を考えていなかったのが致命傷。即ち、段ボールを積み上げて行く中で、風呂場のリモコンにスイッチが入ってしまったらしく、風呂桶に湯が並々と満たされていたのだ。こうして、当社の80年代後半から90年代の仕事の成果物は水没というか、入浴してしまったのだった。
以前ハードディスクが壊れた時も頭の中が真っ白になったが、今回のは目に見える形で書類たちが気持ちよくグニャグニャとなっているのが見えるので、膝から力が抜けた。
ま、大した仕事をしてきたわけではないが、それでも90年代の住宅市場の一断面をきちんと切り取る資料とはなったものたちで、残念だがさようなら。
それでも、写真などは干したらなんとかなるのではないか、てなこともやっては見たのだが。
山田建設の山田一元が水害にあって、顧客の図面がやはり水没した、という経験を聞いたことがあったが、ホント天災でなくとも水没事故ってあるんですよ。
SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長)
野辺 公一