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2013年 02月 01日
3日目
7時前に起きてチェックアウト準備。一度教室に行き準備と鍵などの確認。その後フジで朝食。塾生たちと合流。何と深夜の電話は、井出君が荷物も薬も全て教室に置いてきてしまった、ということで焦ったらしい。 本日は晴天。やれやれだ。気持ち暖かい。なんせ暖房温度22度制限なのでいつの間にか冷風になり寒い。 ▲最後の講義に向かう さて、午前中は仕上げの監督としての知識力をチェックする「知識と解説」。 田口さんが木造建築士の試験問題なども含めた問題を作成。題して「現場監督品質管理知識テスト」自分の知識の弱点を認識してほしいだけで、他の塾生との点数争いではないことに留意してほしい。 ▲ラストランの監督知識力テストの解説を行う田口さん まずは「木造住宅建築に関する基礎知識」 全25問を約60分で取り組み、その後田口さんによる解説。 暫時休息。 さて、結果をホワイトボードに点数書き込み」やはり、知識の積み重ねが監督歴にやや相関している。もしくは、本当に体験的「現場だけ監督」をやらされてきたと思われる。これからの監督は理論武装する施主との対応が必要なので、やはり基本的な知識をどんどん摂取して欲しい。 結果は25点満点で平均13.3点であった。ま、このことに大きな意味はないのだが。 ▲自己申告の結果はすぐ消しやがったが。気づきの解説をする田口さん 次いで「接合補強金物の基礎知識」。これは、ぱっぱとできるものなので時間もないので15分でアタック。 こちらは20問。 もう昼になっているので急いで最後の「管理者の現場観察・推測・対応」に。これは写真を見て、問題点、このような状態になってしまった原因の推測。そして監督としての事前の策を記入するもの。 本来は10問それぞれ通しで書き込み解答してもらいところだが、それだと90分は必要なので、各自1問ずつに。品田、里見分の2問はジョン君と伸之輔が挑戦することに。 難問は相田君に振り分ける。 写真解答を各自答えていく。これに対して田口ジャッジとさらにその解答の注意点を解説していく。 新築編から 1.小林 ホールダウンの問題 セーフ。 2.竹田 筋交いとアンカーボルト、ホールダウンの入れ替えの必要性など問題 セーフ。 が、別な方法提案は難しい答えに。 3.金川 縦筋部分のかぶり圧不足とスラブ筋の錆の指摘問題 セーフ。見抜けた点で50点と。 4.相田 エアコン用のスリーブまわりのシーリングなどの問題と防水テープ施工と通気胴縁問題 セーフ。 5.野口 土台継手にアンカーボルトが設置されていない例。指摘はセーフ。どうするかは田口解説。 6.井出 土台端部割裂することによる接合耐力不足の可能性の指摘 セーフ。 7.皆見 筋交いと間柱を緊結されていないという問題 エラー。 現況検査編 リフォームにあったての現況検査をしてみると、という視点から。 1.ジョン君 配線の引き込み勾配が逆勾配になっている、雨漏りの可能性の問題。指摘はセーフ。しかし、雨漏りの可能性から、木部腐食の可能性、蟻害の可能性も見抜き施主説明を。 2.ジョン君 築15年の木造の窓上の壁面にヒビが下に行くほど広がっているという問題。写真ではよく分からないせいか、エラー。構造上OKでも梁のたわみによる開口不能事象を考える。 3.小林 築12年の事例。天井をはがした状態で問題が。断熱材の入れ方ミスを指摘。25点だよと田口さんに。むしろ構造問題。筋交い金物の取り付け位置。筋交い金物の留め付け釘が間違い、火打ちの取り付け位置ミス。筋交いが接する梁と柱の問題等。断熱材はその後。 13時10粉終了 田口さんとトキ。掻き揚げうどん。 彼が帰り、いよいよラストラン。14時前に戻って日報、報告書等の作成へ。何だかめちゃくちゃ肩が凝っている。風邪の前触れでないことを祈るのみ。 ノリタケはここまでと、伊礼さんの現場なんですよー、今頃写真撮影かなと呟きながら去る。 ま、また会いましょう、と。 その入れ替わりに山田代表理事登場。 皆懸命に書き込んでいる。実はこれで、今期何をやったのかを振り返ることとなるのだ。 ▲山田代表理事のエール 合計2泊3日×3回。全30講座強の現場鍛錬塾2012の終了である。 ファイナルで山田会長より修了証の授与。 まだ作業の終わっていない残業組も含めて記念写真。 ▲終了証の授与 ぽつりぽつりと「お疲れ様」と。 が残業で真剣にマジに終えていない塾生にはいつまでもあがるのを待つ。 ▲かくして現場監督鍛錬塾Ⅶ期終了 みんなお疲れ。山ちゃん、授与式だけのために代々木村に来ていただいてありがとうございました。 さ、来年度はどうなるのか。 一息付くために2階カフェに。何故同じ建物なのに2階はこんなに暖かいのか。がチャメは寒い寒いと震えっぱなし。やばいだろ、ということで早々に引き上げる。もう既にこの時彼女は発熱していたようだ。こちらはセーフ。 なんというか、やはり終えてみると充実感と解放感とが合体したような感じ。よし、来年度もやるぞ、という気持ちになるのが不思議。きっと塾生の真摯な姿勢からパワーをもらっているのだろう、と思った。
by KNOBEX
| 2013-02-01 00:30
| 現場監督鍛錬塾
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