9月10日にタバコを吸わなくなった。もう少し正確に言うと「吸えなくなった」。我が体調があらゆる刺激物を全て拒否するようになってしまったのだ。
その前の週も1週間で1箱というペースに落ちていた。そして、9月9日にタバコをなにげに吸い、肺の中に煙を入れると、あれあれまるで初めてタバコを吸った時のような、いやそれ以上の拒絶反応が。
まるで船酔い。くー、気持ち悪-る。で、吹かすだけをやってみると、これが美味くもなんともない。
ということで、禁煙も何も、意志しておらず、単にあの目眩を伴う船酔い体験のような喫煙体験をもう一度味わうとなると、恐ろしい。ただ、それだけで今のところタバコを吸っていない。部屋にはタバコが21箱積んである。
でも、意志してやめた訳ではないから、体調が戻ったらどうなるか。でも、二度とあんな目にはあいたくないしな。悩む。
現在、酒、タバコ、そして私にとっての悪魔のお茶、ペットボトルの緑茶系飲料、コーヒーという刺激物系は一切受け付けない体質になってしまっていたのであった。
だから、ここのところもう、圧倒的に割り勘負け。
ワインをボトルで頼んで楽しげに飲むおやじたちを横目でチラチラみながら、私は烏龍茶。せめて、ビールが飲めるまでには復活したいと思うのであった。
まるで、19歳の頃に戻ったような身体反応なのだ。しかし、あのころはそれを乗り越えるエネルギーがあったけど。
ということで、いや、もう喫煙室のある喫茶店、入れませんね。もう、匂い、煙何れも厳しい。全く勝手な言いぐさながら、非喫煙者がなぜかくも分煙喫茶をも忌み嫌うのか、少しは理解できた。
SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長)
野辺 公一