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2010年 05月 27日
5月20日にSAREX年次総会及びメンバーズサミットが開催された。
前日には宅急便で会場に年鑑などを発送(私がやったわけではないが)。やれやれと気が抜けたところで、グキッと腰にきた。全くついてない。痛いのなんの。大丈夫か明日、と思う。 今回は、東銀座にある経済調査会の会議室をお借りすることができた。雨模様で出足を心配したが杞憂に終わった。 それに先立って理事会。一人ジェームズだけが来ない。電話をすると時間を間違っていた。新たにSAREXの正式委員会として「ジェームズ小林委員会」を立ち上げたことも知らず。こんな委員会があってもいいよな、と思っていたのだ。 13時近くになったので会場へ。「イエローページ」と化した「年鑑」は600ページを超えた。早速ドミ男さんが、予告通りの電子ノギスで厚みを測る。 ▲ヤフオクで買ったという電子ノギスで そういえば、ドミ男に報告を頼んでも最近は途中で放り出してしまうので、フォローしなくてはならない。忙しいんですね。ドミ男になってからは。 さて「年鑑」の厚み。これは悩むんですよ。本当はもっと活動内容を入れたいのをなんとか抑制してこれなんですわ。しかも、普通のノートパソコン並みの重量があるし、送ってしまった方がいいのではないか、とも思うのだが、やはり現場で「おっ」という顔も見たい、と思っちゃうんですね。今年からは電子版下になったので写真や資料が鮮明に。参加できなかったワークショップなどはこの記録を読んでもらえれば、そういう内容だったのかと分かるはず。全て通読してねとは無論言いません。 さて、これをメンバーに手渡して総会は無事に修了。 ▲挨拶する山田代表理事 ▲抱負を語る理事たち いよいよ13:30からメンバーズサミット。 まずは、山田代表理事の挨拶。そして木造振興室長の越海さんの基調講演「木造住宅関連施策の動向」からスタート。 ▲越海木造振興室長の基調講演 現在の木造住宅を中心とした施策状況を解説。私には長期優良住宅の事業者数と申請戸数の差異が興味深かった。さらに単なる施策解説に終始せず、工務店に対して「どうするの?」という課題もピシッと提起して講演を終えた。 工務店的課題とは、 である。 次いで、伊礼智さん(プログラムでは東大の藤田さんになっていたが、緊急会議ということで、ピンチヒッターとして伊礼さんに快く引き受けていただいた。彼のスケジュールが空いていたのが奇跡的で、こういうツキは私にはあったようだ。身体にツキはないけれど)に「設計の標準化を解く」としての基調講演2。 伊礼さんの紹介をドミ男さんに依頼。 その後伊礼さんが実際に実践している「標準化」の設計の意味を解説。事例を交えての「標準化」とは何か、ということを説得力高く話をしてくれる。 ▲伊礼さんの基調講演 飲み会などでこのお話は聞いたことがあるが、やはりまとめて聞くと、なるほどと腹に落ちるものがある。設計的成熟とは何か、熟練するとはどういうことか、ということを考える。そして部分から全体へ、ではなく全体から部分へという思考が実に建築的だな、と思った。 ▲熱心なメンバーたち 結構時間も押せ押せに。会場もぎっしりと。 最後は「2010SAREXの展開」ということで私が今年度事業の解説をすることになっているのだが、今年是非やろうと思っているのが、建築の学生で工務店に興味を持つ学生たちに対してのリクルーティングをSAREXでやれないか、とコラボレーターでもある芝浦工大の蟹澤さんからの提案があり、まず彼からその話を。現在の学生の就活状況などを。このことは7月に芝浦工大でワークショップを行うのでその予告編という感じ。 ▲蟹澤さんと2010SAREX展開バージョンを 私の方は、新たなワークショップとして工務店のスタッフ力を高めるための「ワークショップ・ネオ」を中心とした事業計画を簡単に話す。何しろ委員会もいくつも立ち上げるし、やれるのか? という不安がないわけではないが、メンバー工務店のパワー次第と思っている。 こうして、メンバーズサミットが終了。その後マリオット東武ホテルの地下へ移動して懇親会。私は腰が重くて立食で皆さんと話がしにくい。椅子があるので座り込んで話を。 ▲鎌田顧問の挨拶から懇親会スタート ▲隊長の音頭で乾杯 懇親会の司会は三代目。一人づつ何かしゃべってもらいましょうよ、というので、でもどうせ聞かないぜ、と言うとでもやっぱり何かあった方がと三代目。ということで一言挨拶をしてもらうが、聞いているのはやはり数人。何せマイクを通しても声が聞こえない状態だもの。 後は皆さん情報交換で忙しい。椅子に座っている私はそれぞれの一言をゆっくり聞かせてもらった。 それにしても、SAREXメンバーのパワーは年々増加していく感じがする。この元気さかげんが、全ての源だ。私はまだ恐ろしくてアルコールは飲めず、ひたすら烏龍茶。明日朝のワークショップで講演する鹿児島の迫さんもサミットから参加していた。 ▲〆で早速諜報活動の成果を語るジェームズ 最後はジェームズが早速マル秘話を紹介して「本庄児玉〆」で無事終了。 雨は上がっていないが、さすがに銀座。皆さんパラパラと流れていく。私(たち)は移動が辛いので、トイメンのバーに。烏龍茶で完全に割り勘負け。折角銀座にいるのだからとまだ小雨降る中を彷徨う。蟹澤さんの、ライオン本店に行きましょう、の一声で向う。ライオン本店は上手に耐震補強がなされ、往時の雰囲気を残したまま。店に入ると、なんと脱メタボ君と髭君、厚木メタボ君がいるではないか。 私もさすがにビールが飲みたくなり、飲むとジョッキ半分でギブアップ。ロック魂、さつま虎、蟹澤さんとでのんびりとしたくつろぎタイム。22寺30分になったので、明日もあるので解散。かくして、初日が終了。 21日はワークショップ「特別編」ということで昨日に続いての講演会となる。 超満席状態でシンケンの迫英徳氏に「デザイン経営」というわけのわからない演題でお願いしていたが、事前準備をするので何か考えろ、ということで隊長らにシンケンへの質問をメールでもらっていた。それをさらに私の質問等とシャッフルし、アレンジして「迫さんへの20の質問」という形で、それに答える形で2時間15分講演してもらった。 ▲20の質問に答える形で話を進める迫さん 20の質問とは、 1.鹿児島県の住宅市場のポテンシャルとシンケンの「のびしろ」をどう見ているか 2.2011年の福岡進出のシンケンの経営的意図と戦略的な意図(事務所の体制と受注目標等)鹿児島と同じ戦略が通じると思っているか 3.シンケンの経営内容(売上や利益など)及びシンケンの最適な規模をどう考えているのか 4.設計の勉強をしたというが、設計力は勉強で身につくと考えているのか。つくとすればどのような勉強? 5.新規顧客に対するOB施主の「シンケンライフ」を有効的に活用しているように見えるが、協力OBは何軒程か 6.「モイスの家」などを開発しているが、従来の客層に限界が生じているのか?それとも別な意図があるのか 7.迫さんが最も重視している家づくりの基本は何か 8.迫さんが最も重視している経営の基本は何か 9.「設計力」はどのような力をシンケンに与えてくれているのか。また設計、施工の品質に対するこだわりは何か 10.ポスト迫の「デザイン力」をどのように考えているのか。シンケンの30年後をどう見ているのか 11.シンケンの後継戦略は?迫さんは後何年現役で顧客との相対をやる予定ですか? 12.スタッフのモチベーションをどのように管理しているか。 13.長期優良住宅についてどのように思うか。実際に積極的に取り組んでいるのか。 14.顧客づくりを入念に行っているが、その基本は何か。 15.シンケンスタイルコミュニティ(SNS)の効果=受注への影響、OB施主への影響とマルヤガーデンズの効果について 16.過去に手掛けてきた家づくりで、これは失敗した!という事は何か。そこから何を学んだか 17.工務店業界をどのように見ているか?最も好みではない工務店のスタイルは? 18.リフォームやリノベーション需要に関してどのように考えているか 19.遠方の家づくり(高木邸)を手掛けてみての感想をぜひ。 20.迫さんの今一番の悩みはなんですか この質問に彼は実に真摯に答えてくれた。経営的な数字まで出してくれたのには驚いた。まさか、写真を撮っていた参加者が、それを見せびらかすとは思えないが、SAREXだからオープンにした、と。 冒頭「ノベさんは私よりたった2カ月年上なのに兄貴風を吹かせて、さつま虎とか言うのはたまったもんじゃない」とかぶつぶつと。 ここで一番彼らしいなと思ったのは「もっとも重視している家づくりの基本は何か」という問いに対して 価値観の共有 資産か、負債か(次の仕事を生む為の仕事を) 独自性の追求(常識を疑う) と答えたことだ。結局顧客が持続的に満足し続ける家づくりを行うことが資産になり、次の仕事につながる。しかし、そうでなければ負債となり、負債はさらに負債を生み工務店として持続できなくなる、ということで私の言う拠点化C作戦そしてB作戦をシンケン程うまくやっている工務店は極めて少ないな、と改めて思った。 ▲この質問にこの回答。私も負けてられないなと思った そして、時間となり私から番外の質問「SAREXにはいつ入るのですか」というのをぶつけた。満席状態の中での最後の質問。さすがの悠々虎も、今回から加入と宣言。会場に向って「新しい仲間に拍手を」ということで終了。 ▲聞き入るメンバー。新たな仲間として拍手も そして9月のワークショップでの合宿は鹿児島で行うことを発作的に決める。 この講演で使用したパワーポイントはシンケンに再編集してもらって出せる部分をメンバーに送付する予定。今月は無理だと思うが。 昼休み。歌舞伎座の横にあるそば屋を目指す。かつて、歌舞伎座通いをしていたころ腹の足しにするためによく利用していた店だったがお休み。で、適当な店でしらす丼。ドミ男が新しいカメラで早速丼を接写。 午後は細切れ講演で申し訳なかったのだが、まず機構の河村さんに「住宅リフォーム保険とエコポイント」についての話をしてもらう。時間を巻気味で話をされて、あまり気味。ということで改めて自己紹介。 ▲河村さんの講演 次いで佐中さんに本日は金融評論家として「工務店のファイナンス力を高める住宅ローンの着眼大局、着眼小局」として15分(これはちと短いが)。住宅は金融商品派は誤謬であることがはっきりしたが、と語るが時間がない。次いで、佐中さんと一緒にSAREXで発行した『工務店のための住宅ローン対策マニュアル』を執筆してくれた木澤和也さんに銀行の融資姿勢などを解説してもらう。彼忙しそうで嵐のように現れて、嵐のように去って行った。 ▲佐中さんのコメント講演 ▲木澤さんの佐中フォロー講演 時間がどんどん飛んで行くので、休息なしで田口さんに「木造をチェックしての気づき」と題して、事例的に 設計図と現場のずれ プレカット図と基礎のずれ 施主と現場監督の認識のずれ を写真などで具体的に語ってもらう。これまた30分では短すぎる内容だった。 今度、ゆっくりと日本の「インスペクター」問題も絡めて話をしてもらおう、と思う。 ▲田口さんの講演 そして最後がいつもいろいろなことに巻き添えにしてしまう新建ハウジングの編集長三浦さんことロック魂と私の掛け合い。何の打合せもしてないので、さてどうする?と聞くと、さすが手練の編集者。迫さんのパワーポイントを使って、彼の回答に対する考えに対して深堀やコメントを付けていきましょう、ということになった。 ▲ロック魂の繰り出すパンチに完全に受け身で 攻めはロック魂で受けは私という役回りになってしまい、あれれ、という感じで次々と繰り出される変化球になんとかバットをあてるという感じで話を進める。 ロック魂の伊礼さんと迫さんの同位点の指摘はさすがだな、と思わせた。 あっと言う間に時間となり無事16寺30分に終了。殆どのメンバーが残っていたので驚いたが、その熱心さに応えていかなくては、と思う。 皆さん、ご苦労様でした。 終えて、悠々虎の飛行機の時間があるとのことで、1階のカフェで休息。黒テル、ガッチャンも参加。彼らはビール。私とチャメはコーヒーと紅茶。ビール組はしっかりおつまみをうまそうに食べている。しかし、ここで飲んだらやっと回復過程にある腰が、と思うと我慢我慢。 次回ワークショップは私の一人旅。さてどうなることやら。 とにかく、峠の茶屋で一服状態まで来た。また、新たな尾根を歩くことになるのだが。 SAREX専務理事(㈱オプコード研究所所長) 野辺 公一
by KNOBEX
| 2010-05-27 14:52
| 総会そしてワークショップ
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